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ホームページ制作の費用相場と内訳を一度でつかむ!朝倉市の企業向けガイド
2025.11.25

最初に知っておきたい「費用の全体像」

「ホームページって、だいたいどれくらいかかるんだろう?」

朝倉市やうきは市、大刀洗町などの地元企業の方から、最初にいただく質問の多くは費用のことです。

ただ、インターネットで調べても、

「数万円〜数百万円」

のように幅がありすぎて、かえって分かりにくくなることも。

この記事では、朝倉市を中心とした中小企業がホームページ制作を考えるときに、

  • どれくらいの費用感を見ておけば良いのか?
  • その費用はどんな内訳で決まるのか?

を、一度でつかめるようにまとめてみました。

まずは、目的別に「ざっくりどのくらいかかるのか?」から見ていきましょう。

まず知りたい!ホームページ制作の相場感

こんにちは、株式会社アソビゴトです。

福岡県朝倉市を拠点に、ホームページ制作やリニューアルを通して「地元の中小企業の魅力が伝わる発信づくり」のお手伝いをしています。

朝倉市や周辺地域の企業が選びやすいホームページは、大きく分けて次の2タイプです。

名刺代わりの「シンプル型」

「とりあえず公式サイトを持っておきたい」

「会社概要・所在地・電話番号だけがあれば十分」

というケースです。

取引先にURLを伝えて、

  • どんな会社なのか?
  • どこにあるのか?
  • どうやって連絡が取れるのか?

だけ分かればよい、いわば「名刺の延長」のような役割。

「Webからどんどん集客したい」というよりも、「最低限の信頼の証として、ホームページは持っておきたい」 というイメージに近いかもしれません。

こうしたホームページは、

  • 1ページ〜数ページのシンプル構成
  • 文章や写真は企業側が準備
  • ブログや更新をあまり想定しない

といった形で、制作に必要な工程もコンパクトになります。

「シンプル型」の良いところは、コストを抑えつつ、最低限の信頼を築ける点です。

事業を立ち上げたばかりの方や、口コミや紹介がメインの企業にとって、負担の少ない第一歩になります。

相場の目安:

  • 初期費用:10〜30万円前後
  • 運用費:月3,000〜1万円前後
    (サーバー代や最低限の保守を含めて)

お問い合わせにつなげる「集客型」

お問い合わせや来店予約、資料請求など、「次のアクション」につながる反応を増やしたい企業が選ぶタイプです。

ホームページをただ置いておくのではなく、「営業ツール」として働かせたい場合に向いています。

たとえば、

  • サービスや料金を分かりやすく伝えたい
  • 写真や文章を整理して、魅力をしっかり表現したい
  • お問い合わせフォームを使いやすくしたい
  • ブログやお知らせで定期的な情報発信も考えている

といったケースが多いです。

こうしたホームページは、見た目の良さだけでなく、

「どうすれば問い合わせにつながるか?」

という導線設計が重要になります。

そのため、

  • トップページ+複数ページの構成(5〜10ページ程度)
  • 文章の整理や書き起こし
  • プロによる写真撮影
  • サービス内容の詳細ページ
  • スマートフォン表示の最適化
  • お問い合わせ導線の設計

といった、工程が「シンプル型」より一段階増えます。

「集客型」の良いところは、見た人に、行動してもらいやすい点です。

朝倉市でも、飲食店・サロン・建設業・不動産会社・士業・医療系などのように、「ホームページからの問い合わせを増やしたい」企業が選ぶ傾向にあります。

相場の目安:

  • 初期費用: 30〜80万円前後
    (文章作成・撮影・構成設計が含まれることが多く、その分幅が広がります)
  • 運用費:月1〜3万円前後
    (簡単な修正や更新のサポートを含めて)

制作費をつくる5つの内訳

ホームページの費用は「なんとなく」決まっているわけではなく、いくつかの要素が積み重なって形になります。

①デザイン・構築費

ページ構成、レイアウト、色使い、写真の配置、スマートフォンでの表示など、ホームページの「骨格と見た目」をつくる部分です。

テンプレートを元に作るケースもあれば、一からデザインして構築するケースもあります。

もちろん、一から作る方が作業工程は増えるため、費用も変わってきます。

さらに「集客型」のホームページでは、

  • ページ全体の組み立て
  • 誘導ボタンの配置
  • 読みやすい情報設計

など、「問い合わせにつながる動線」を意識したデザインが必要になるため、費用が大きくなる傾向があります。

②写真撮影

写真は、ホームページの印象を決める大きな要素です。

「名刺代わりだから、写真は何でもいい」

ということは決してありません。

むしろ、情報が少ない「シンプル型」ほど、写真の印象で会社そのものの雰囲気が伝わりやすく、写真の質がダイレクトにユーザーに届きます。

素人のスマホ写真と、プロの写真では、見た瞬間の印象に雲泥の差があります。

プロカメラマンに依頼する場合、数時間の撮影で3〜10万円前後が一般的です。(撮影時間・カット数・レタッチ内容で変動)

  • 見た目の印象を大切にしたい
  • サービスや商品をしっかりPRしたい

という場合は、サイトの規模に関わらず撮影を依頼される企業が多いです。

③動画制作

動画は必須ではありませんが、雰囲気や動きが伝わりやすいため、飲食・美容・観光などとの相性がとても良いです。

30秒〜3分程度の動画の相場感は、5〜15万円前後。

短時間の紹介動画であっても、ホームページの印象やSNSと連動したときの反応が大きく変わります。

動画と一言でいっても、

  • 撮影
  • 音声
  • 証明
  • シナリオ

などの要素が絡むため、内容によって費用幅はさらに広がります。

④原稿作成

ホームページで意外に見落とされがちなのが「文章」です。

「文章は支給します」という企業も多いのですが、そのまま掲載すると、

  • 読みづらい
  • 情報が整理されていない
  • サービスの魅力が伝わりにくい

という状態になりがちです。

「シンプル型」では最低限の調整で済みますが、「集客型」では、

  • どんな人に届けたいか?
  • 自社が選ばれる理由は何か?
  • 競合との違いは何か?

といった整理が必要に。

これは単なる作業量の問題ではなく、読みやすく編集する技術(ライティング)が求められます。

企業側が用意した文章を、ホームページに最適な文章に整えることで、問い合わせにつながるケースが多いのです。

⑤運用費

サーバー・ドメインの管理だけでなく、写真の差し替え、文章の修正、バグへの対応、セキュリティチェックなど、「ホームページが問題なく見られる状態を保つ」ための予算です。

「シンプル型」でも、最低限の維持管理は必要ですし、「集客型」では、更新や改善の頻度によって費用の考え方が変わります。

予算に合わせて、どこにお金を使うべきか

ホームページ制作は、初めから「全部を完璧に整える」必要はありません。

限られた予算の中で、どこに力を入れ、どこを最小限にするのか整理できると、ムダのないホームページに。

ここでは、予算の考え方を3つの視点から見てみます。

① 優先すべきは「見やすさ」と「基本情報」

誰しもがスマートフォンを使う時代、全国的に見てもホームページのアクセスの7〜8割はスマホからが一般的です。

田舎といえど、ここ朝倉市周辺でも例外ではありません。

そのため、まず優先したいのは、

  • スマートフォンで読みやすいこと
  • 会社概要・所在地・連絡手段が迷わず見られること

この2つさえ押さえておけば、ホームページとしての最低限の役割は果たせます。

デザインや写真の作り込みよりも、必要な情報がシンプルに届くことの方が優先度は高めです。

② 写真や文章「得意なら」自分で準備するのもアリ

写真は、ホームページ全体の印象を決める大きな要素です。

「なるべく予算は節約したいけど、綺麗な写真は使いたい」という方も多いと思います。

たとえば、写真が趣味の知人に撮影をお願いするのも一つの方法です。

逆に、予算を節約する目的で「1枚だけプロにお願いする」というのは、あまりおすすめできません。

プロカメラマンは「1枚いくら」ではなく「拘束時間」で料金が発生するケースが多く、コスパが悪くなってしまうことがあるからです。

また、「写真はムリでも、文章くらいなら自分で準備できそう」と思いがちですが、文章も意外と成果を左右するポイントです。

特に「集客型」のホームページでは、「伝わりやすい文章」と「問い合わせにつながる導線設計」の連携が重要になります。

論理的な文章作成が苦手な方は、割り切って、必要な部分をプロにお任せするのも現実的な選択肢です。

③ 最初から「全部盛り」しない

地方の中小企業でありがちな失敗が、

  • 初期費用に力を入れすぎる
  • 完成後に更新に手が回らない
  • 情報が古くなり、逆に印象が悪くなる

という流れです。

ホームページは「完成して終わり」ではなく、少しずつ育てていくもの。

だからこそ、

  • 今すぐ必要な部分
  • 後で追加すればよい部分

を分けて考えることが大切です。

はじめから全部を盛り込むより、必要な範囲で始めて、あとから育てていく方が結果的に成果が出やすいと感じます。

▶︎関連記事:初期費用だけで決めない!ホームページ予算の考え方【福岡県・朝倉の中小企業向け】

相場と内訳が分かればホームページづくりに迷わない

相場と内訳の仕組みさえつかめれば、

  • どれだけ予算を準備すればいいのか?
  • うちの会社の場合は、どこに力を入れるべきか?

が自然と見えてきます。

そして大切なのは、どんな企業であっても、

  • 背伸びをしないこと
  • 続けられる前提で始めること

この2つだけです。

朝倉市や周辺地域の企業は、日々の業務が中心になり、発信や更新に割ける時間が限られるケースが多いと思います。

だからこそ、無理のないスタートがもっとも効果的だと感じます。

もし、

  • どのタイプを選べばいいのか迷っている
  • どれくらいの予算で始めるのが妥当か知りたい
  • 写真や文章をどう準備すればいいか不安

という状況であれば、アソビゴトが一緒に考えます。

名刺代わりの1ページサイトでも、

集客を意識した本格的なサイトでも、

「まずは話だけきいてみたい」という段階でも、

どうぞ、お気軽にご相談ください。

朝倉の、地域の企業が、自分たちのペースで続けられるホームページのために。

一緒に「伝わる発信」をしていきましょう。